やりたいことやる、やめたいことやめる。

博士号って日本と海外ではどう違うの?難易度は?

ぼー。

どーも!底辺博士のぼー(@bo_gamech)です。

タイムラインにこんなツイートが流れていました。

何やらアメリカでの博士号と日本での博士号の難易度は全然違うそうです。

これは東京MXで放送された「バラいろダンディ」という番組内で苫米地英人さんが話す際に使われたフリップだそうですが、結構な批判がありますね。

少なくともこのテロップ内の日本の博士号については僕でも言えることはあると思うので、解説していきます。

そもそも博士号って?

さて博士号って何か知らない人もいるのでWikipediaに

 

大学では専門を勉強して学士の学位をとると思いますが、それがさらに修士になり、最終的に博士となる訳ですね。

ようするに研究者として認められる資格のようなもので、大学教授になったり、一部の大企業で研究所長等になるのに必要になるものといった感じですね。

ぼー。

博士号は研究者の証

日本の博士号って簡単なの?

個人的にはそこまで簡単ではないと思っています。

欧米の大学院を出た訳ではないので、欧米と比較して簡単かどうかはわかりませんが、少なくとも日本の博士過程については解説できるので、先ほどのフリップを一つずつ解決していきましょう。

博士論文のテーマ: 欧米で前例があるのが望ましい

当たり前ですが、日本だろうがどこの国だろうが博士論文になるものというのは新規性が求められます。

というよりも博士論文以前に大学の卒業論文ですら前例のあることなどやりません。

また、多くの博士過程においては、自身の論文を審査ありの学術誌に載せている必要があります。学術誌に載せるということは、自分の研究を論文として世界に発信することで、もちろん新規性が求められます。

誰かがやったことや前例があることはありえません。

ぼー。

新規性のないものは論文にはならない!

取得の難易度: 3年修了で事実上自動的に博士号が取得できる

この番組によると3年修了で自動的に博士号が取得できるそうです。

それではちょっと古いですが、平成24年度の博士過程のうち、博士号を取得するのに標準修業年数(3年)からどれぐらい超えたかを調べた調査を見てみましょう。

この表をみるとわかると思いますが、だいたい半分ぐらいの人が3年よりも多くかかって博士号を取得しているのがわかります。

ということは3年で自動的に博士号が取れるというのは幻想だと言うことがわかりますね。

ちなみにこれは学位を取得できた人のデータですので、博士号を諦めて満期退学する人も考えると、3年で博士号を取れている人の割合はこれよりもさらに少なくなります。

また、先ほども言った通り、多くの大学では論文を学術誌に掲載しておく必要がありますし、口頭試問もあります。そしてこれらの条件を満たせなければ、当たり前ですが博士号は取得できません。

ぼー。

流石に3年で自動的に博士号が取れるという意見はありえない...

博士号の価値: 学校のネームバリューは同じ

これに関しては、人によるとしか言えません。

どこでとっても一緒と言えば一緒です。

でもすごい成果を上げている研究室の多い大学や、いわゆる偏差値の高い大学だと「凄そう」には見えます。

少なくとも僕の分野では、どの大学で取ったから凄いというよりかは、どちらかと言えば研究室単位でみられます。有名な教授の有名や研究室でとったから凄いみたいな感じですね。

個人的な意見では、そんなもん見てないで本人と研究についてディスカッションすればある程度わかるだろとは思いますけどね。むしろ成果ベースだけではその人の凄さはわからないと思っています。

有名な研究室でも教授などのスタッフ陣と二人三脚で凄い成果出すところもあれば、博士の学生がテーマ発案からなんの助けもなく一人でやってなんとか形にするようなところもありますし、一概には言えないというのが僕の意見です。

ぼー。

学校毎にネームバリューがあるのは博士号という資格にとって正しいのか?

海外の人にとって日本で博士号をとりやすいか?

私は国立大学にいましたが、海外の人への奨学金等の支援の手厚さはかなり大きいので海外から学生が来る理由はわかります。

また、アメリカの一部の大学と比較すると、外国語を母国語とする方にとっては英語で口頭試問等を行うわけですが、英語が母国語であるアメリカやイギリスと比較すれば語学レベルは大きく必要とされません。それなりに話せれば、教授陣側も英語は母国語ではないので、アメリカやイギリスと比較すれば大目に見てくれる傾向はあると思います。

もちろん研究者なので日本人でも英語は当たり前のように使えますよ。ただあくまで母国語として英語を使っている国と比較すれば多めに見てくれるだろうというだけです。

そういう意味では英語を母国語としている国と比べれば少しは取りやすいかもしれません。

そのほかの詳しいことはわかりませんが、アメリカの博士取得年数は日本よりも高い傾向にありますし、求められるものも違いますので日本より厳しいというのは事実ではあると思います。

しかしアメリカやイギリスで博士号を取得するのは確かに厳しいとは思いますが、日本で博士号を取得するのも大変ですよ。

ぼー。

どちらも簡単と言う訳ではありません。

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